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東京海上日動フィナンシャル生命 投資型年金保険『異次元発』 変額個人年金保険GF(Ⅲ型)
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東京海上日動フィナンシャル生命
投資型年金保険『異次元発』
変額個人年金保険GF(Ⅲ型)


総合評価-----★★★

※取扱金融機関
 三菱東京UFJ銀行


◆投資型年金の常識を超えた商品

投資型年金保険「異次元発」が三菱東京UFJ銀行で発売された。
特別勘定の株式組入れ比率が相場の動向に合わせて変動する点に加える点に加え、年金原資保証の大幅なステップアップ、割安な手数料など、異次元発は、投資型年金保険の常識をある意味で変えた衝撃的な商品と言えるのかもしれない。


◆商品の特長

①契約初期費用「なし」
 解約控除は1年未満0.2%のみ

投資型年金保険において、契約初期費用がかからない商品は他社の年金保険においても多数存在するが、『解約控除』ということで、ある一定の年数以内に解約した場合、一定の%テージで『解約控除』という解約手数料をとる場合が多い。しかし、『異次元発』では、契約初期費用がないにもかかわらず、解約控除も0.2%しかとらない。通常であれば、1%~7%の手数料を解約控除としてはとるのが年金保険では一般的な中、この安い解約控除(しかも、契約後1年以内のみ)は大きく評価できる点である。なんだか、投資信託の信託財産留保額(これも一種の解約手数料)並だ。

②年金原資保証金額のステップアップと
 5%の上乗せ

この特長については、簡単に説明すると、積立金の運用状況が好調で105%・115%・125%にふえた場合、年金原資保証金額(死亡保険金は×である点に注意!)をそこで固定して減らないように(下がらないように)しましょう、尚且つ、5%のボーナスをあげて、110%・120%・130%にそれぞれ年金原資保証金額をしてあげましょうというというものだ。この『異次元発』については特別勘定について、運用について判断しかねる要素が残るため、判断は難しいが、通常の株式50%組み入れ型の特別勘定をイメージすると、たとえ125%の上昇についても、あながち運用の地合いが良ければ不可能な上昇幅ではないように見える。
ステップアップ(保証金額の固定)と5%のボーナス付加を『いついかなるときも』ではなく105%・115%・125%の3つのみに限定している点は商品設計上の苦労した点ではないだろうか。そういう意味ではこのボーナス付きステップアップ機能は評価できるといえるのではないか。

③年金原資は基本保険金額のの105%を最低保証

この年金原資105%保証については、10年の運用期間に解約せず持ち続ければ、運用期間が終了した時点で、年金原資を最低105%保証しますというものだ。最近このタイプが増えている。100%保証では10年間置いておいても元本保証のみで全く増えないイメージがあるが、105%保証であると、年あたり0.5%ではあるが、預金並みに金利がつくイメージが持てる。「運用が最低でも、10年持てば預金並みの金利がつきます。」のようなセールストークで売っているのだろうか。これについては、年金原資のみの保証で、死亡保険金で無い点には注意が必要だ。(死亡保険金は105%ではなく100%)


◆商品評価

①最低保証-----★★★★

年金原資が105%・115%・125%に到達したときのステップアップや5%のボーナス加算に加え、年金原資105%保証まで備えている点は評価できる。年金(一括受取)として自身の資産を運用した後、使うという目的には適しているといえる。しかし、死亡保障については基本的な100%保証であり、ステップアップも5%のボーナス付加も無い。そのあたりは、相続の目的で契約する場合においては、この商品よりもいい商品があるだろう。

②受取方法-----★★★★

受け取り方法については、『一括受取』を含む、各種の年金の受取方法(5年・10年・15年・20年・25年・30年・36年)に対応している。なぜ35年ではなく、36年なのか疑問が残るところだ。セールス上何かメリットがあるのか、私には理由がわからない。その他、『年金支払特約』などもあり、運用期間中の本人の死亡に対して、年金として相続させ、相続税法24条の適用を受けるということも現在の税制上可能だ。

③商品にかかるコスト-----★★★★

契約初期費用は無し。解約控除は1年未満の解約に限り0.2%という、契約・解約に関するコストは非常に低い。その点で契約者にとって親切な商品といえる。保険関係費用と資産運用関係費用の合計額は、投資信託による運用時は約3%、公社債等による運用時は約1%となる。これは平均的なコストのかかり方ではある。しかし、契約者が投資信託での運用と公社債等での運用を選べるわけではなく、したがって、スイッチングなどを行って変更するものでもない。そのため、この部分には不明確な点が残る。

④特別勘定-----★★

この『異次元発』の特別勘定については、特殊な運用方法を採用している。議論はいろいろあると思うが、私はこの運用手法に対してはシンプルで無く、わかりにくいという印象を持った。この印象については、販売をする行員説明を受ける客、双方が受ける印象だと思う。
わかりにくい運用方針だが、簡単に説明すると、この『異次元発』の特別勘定の株式の組み入れ割合は、この特別勘定と『基準指標(日本国債の実勢利回りが基準らしい)』の価格のバランスで決まるようになっている。『バランスファンド(特別勘定)の価格』と『基準指標』の価格差の5.5倍を基準として、株式の組み入れ比率が決まるようになっている。したがって、株式市場が低迷しているときはこの価格差は5.5倍以上になるため、リバランスされ、5.5倍の水準に戻す運用が行われる。そのため、株式の組み入れ比率が下がるという仕組みだ。こう聞いただけでは、素人にとって仕組みはわからないだろうと思う。(詳しくは特別勘定のしおりをご参照いただきたい。)
理論的には正しいように見えるかもしれないが、実際の運用に有効であるかというと疑問が残る。運用が常に後手後手に回るのではないかという不安が残るし、運用が全く不調で、債券100%での運用に切り替わってしまった場合、それ以後、株式での運用を行わないからだ。スタート時、運用が好調ならば良いが、不調な流れが続けば、スタートして間もなく債券100%運用ということもありうる。そのへんがとても不透明だ。株式でも、投資信託でも、自分が理解できないものに手を出さないのは大鉄則だが、その点をこの特別勘定は手を出しにくい。

⑤商品パンフ・WEBのわかりやすさ-----★★★★

この『異次元発』に関しては、従来別冊にされていた契約締結前交付書面(契約概要/注意喚起情報)と商品パンフレットを一緒に合本している珍しいパンフレットのつくりになっている。
例えば、実際のセールスの現場ではメインに商品パンフレットを使用すると想定されるが、契約締結前まで詳しく説明しながらセールスしているかというとはなはだ疑問である。この『異次元発』のパンフレットについては、こういった使用実態に合わせて、尚且つ、客のわかりやすさ、読みやすさを工夫している点は評価できる。特別勘定のしおりなどにおいても、冒頭にQ&Aを持ってくるなど、複雑な特別勘定をわかりやすく説明しようという努力が見られる。全体的によく考えれれて作られているという印象だ。しかし、写真も何も無い殺風景な表紙はいかがなものか。


◆商品にかかる費用

契約初期費用…なし

保険関係費・・・投資信託運用時 年率2.08%
 ・・・公社債等による運用時 年率0.90%

運用関係費・・・投資信託運用時 年率0.9%
 ・・・公社債等による運用時 年率0%(なし)

解約控除 ・・・1年未満の解約 0.20%

保険関係費用・・・1.0%
(年金管理費)


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◆注意事項

上記については、変額個人年金保険(投資型年金保険)の各商品や法律、制度、活用法についての第三者的な意見を述べたものです。内容についてはできるだけ、正確性を保つように記述しておりますが、その正確性を保証するものではありませんし、各種制度(税・法律)が変更するリスクもあります。したがって、商品を購入される際は、下記を投資判断とせず、各種パンフレット等を使い、ご自身でその中身についてしっかりご確認ください。そして、不明な点については、金融機関の担当者、税理士等各種の専門家にご確認ください。上記による情報をご利用になったことにより生じるいかなる損害についても当方は責任を追うものではありません。


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